宝塚で上演される演目はオリジナルのものから再演される人気作品など様々。
「ベルサイユのばら」「エリザベート」「ファントム」などの大作をはじめ、
「るろうに剣心」「ルパン三世」など実写化作品も最近は多くみられる。
オリジナルの作品も多く上演されるが、雪組で2017~2018年の冬に上演された
雪組公演「ひかりふる路」は望海風斗と真彩希帆のトップお披露目であり、
フランス革命をテーマにしたオリジナル作品であった。
恐怖政治で知られる、革命家マクシミリアン・ロベスピエールを
トップスター望海風斗が演じ、ロベスピエールの革命によって自身のすべてを失った
マリー=アンヌをトップ娘役真彩希帆が演じた。
実在した革命家マクシミリアン・ロベスピエールの生涯を追うとともに、
架空の人物マリー=アンヌとの恋愛模様を描き、いかにも宝塚というような
ロマンスによって一見難しそうなテーマの入り口を入りやすく描くことで、
1時間半でフランス革命の当時の様子を学ぶことができる。
私はこれが宝塚で上演される歴史ミュージカルの醍醐味だと思う。
宝塚らしい舞台装置や演出で見応えも十分なうえに歴史の勉強までできる。
これが幅広い世代の支持を集める要因だと思っている。
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